畳将几たたみしょうぎ)” の例文
午後二人ふたりは家を出た。小山は画板を肩からわきへ掛け畳将几たたみしょうぎを片手に、薬壜くすりびんへ水を入れてハンケチで包んだのを片手に。自分はウォーズウォルス詩集をふところにして。
小春 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)