“番卒”の読み方と例文
読み方割合
ばんそつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、とちゅうには番卒ばんそつ小屋もあり、部落部落には味方もいるから、けっしてそんなはずはない」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ああ、クロの行方ゆくえがわからないように、竹童のたよりもいっこうわからない——と、いまも龍太郎が灰色の空をあおいで長嘆ちょうたんしていると、バラバラと、とりでさくの方から、ひとりの番卒ばんそつがかけてきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ヤッ、おまえたちは、外曲輪そとぐるわ番卒ばんそつではないか」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)