留魂録りゅうこんろく)” の例文
留魂録りゅうこんろく暗誦あんしょうしていた程だったが、しかし此松陰崇拝が、不思議な事には、ちっとも雪江さんを想う邪魔にならなかったから、其時分私の眼中は天下唯松陰先生と雪江さんと有るのみだった。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)