“申婆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さるばばあ40.0%
さるばあ40.0%
おさるばあ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
申婆さるばばあは、軈て物靜かに戸を開けて、お由の家に姿を隱して了つた。障子の影法師はまだ踊つてゐる。歌もまだ聞えてゐる。
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
『オイ お申婆さるばあでねえか?』と、直ぐ又大きい聲を出した。丁度その時、一人の人影が草履の音を忍ばせて、此家に入らうとしたので。
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
真箇ほんとにせえ。けえるべえが?』と、その又隣りのお申婆おさるばあへ。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)