“産養”の読み方と例文
読み方割合
うぶやしない100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きわめてはなやかなことの現われてきたのではないが、院のお心持ちを尊重して、右大臣を初めとして産養うぶやしないを奉る人が多かった。
源氏物語:46 竹河 (新字新仮名) / 紫式部(著)
七日の夜には宮中からのお産養うぶやしないがあった。朱雀すざく院が世捨て人の御境遇へおはいりになったために、そのお代わりにあそばされたことであったらしい。
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)
こちらはかげの場所のようになっていた所で、ただ風流な座敷が幾つも作られてある建物では、いかめしい今後続いてあるはずの産養うぶやしないの式などに不便であって
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)