“うぶやしない”の漢字の書き方と例文
語句割合
産養100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
院をはじめとして親王方、高官たちから派手はで産養うぶやしないの賀宴が毎夜持ち込まれた。出生したのは男子でさえもあったからそれらの儀式がことさらはなやかであった。
源氏物語:09 葵 (新字新仮名) / 紫式部(著)
産養うぶやしないの三日の夜は父宮のお催しで、五日には右大将から産養を奉った。
源氏物語:51 宿り木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
六条院の各夫人から産室への見舞い品、祝品はさまざまに意匠の凝らされたものであった。折敷おしき衝重ついがさね高杯たかつきなどの作らせようにも皆それぞれの個性が見えた。五日の夜には中宮ちゅうぐうのお産養うぶやしないがあった。
源氏物語:36 柏木 (新字新仮名) / 紫式部(著)