生擒とりこ)” の例文
左門へ立ち向かっては子供のようにあしらわれる頼母ではあったが、本来がすぐれた腕前、博徒や用心棒に対しては段違いに強く、瞬間またたくまに四人を斃し、二人を追い、二人を生擒とりこにしてしまったのである。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)