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瑞雲
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ずいうん
ふりがな文庫
“
瑞雲
(
ずいうん
)” の例文
みゑ子が手離しで歩きだしたと言って笑い、転んだと言っては騒ぎ、家のなかはいつも
薫風
(
くんぷう
)
瑞雲
(
ずいうん
)
が漂った。
盗難
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
空をゆく
鴻
(
おおとり
)
は地に降り、谷々の岩燕は、
瑞雲
(
ずいうん
)
のように、天に舞った。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
手伝わせた弟子には林美雲氏も山本
瑞雲
(
ずいうん
)
氏もおりました。
幕末維新懐古談:52 皇居御造営の事、鏡縁、欄間を彫ったはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
彼の華やかな紫の
狩衣
(
かりぎぬ
)
、
紅錦
(
こうきん
)
の
陣半被
(
じんはっぴ
)
、
纓
(
えい
)
に飾られた
冠
(
かんむり
)
といえど、蒼白なその憂いにみちた
面
(
おもて
)
には、すべて、悲調を強めるものでしかなく、珠を失った龍か、
瑞雲
(
ずいうん
)
を奪われて
荒地
(
こうち
)
に怒る
鳳凰
(
おおとり
)
にも似て
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“瑞雲”の意味
《名詞》
瑞 雲 (ずいうん)
(古語・雅語)めでたいことの前兆に見られる雲。
(出典:Wiktionary)
瑞
漢検準1級
部首:⽟
13画
雲
常用漢字
小2
部首:⾬
12画
“瑞雲”で始まる語句
瑞雲院
瑞雲寺
瑞雲棚引