珍妙ちんみょう)” の例文
山形警部は、あぶらあせを流しながら、自分のからだを背負って、えっちらおっちら歩きだした。こういう危急存亡ききゅうそんぼうの時でなかったら、それは吹きだしたくなるような、珍妙ちんみょうな光景であったろう。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
珍妙ちんみょうふしぎ、お目にかけたい。
この珍妙ちんみょうな形でもって、透間すきまを通して窓の中を覗いた。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
珍妙ちんみょうなる怪異かいいは、そのあとにはじまったのである。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)