王牌キング)” の例文
「ええ、なるほどおれは馬鹿ぢやつたわい! 切札の王牌キング! どうぢや! 取つたか? 猫の後裔すゑめ! A牌ポイントはいらんか? A牌ポイント! 兵牌ジャツク! ……」
ところが妖女ウェーヂマめ、又もや王牌キング入の二二一ピャチェリクをならべをつた! 祖父の手は切札ぞろひと来てゐる! 碌々思案もせずに、祖父は王牌キングの髭面に素早く切札を叩きつけた。
そこで祖父は自分のふだをそつと卓子の下へ匿して十字を切つた。と、どうだらう、持牌もちふだは切札のA牌ポイント王牌キング兵牌ジャツクで、彼がさきに打つたのは六ではなくて后牌クヰーンだつたのだ。