玄耳君げんじくん)” の例文
玄耳君げんじくんが驚ろいて森成もりなりさんに坂元さかもと君を添えてわざわざ修善寺しゅぜんじまで寄こしてくれたのは、この報知が長距離電話で胃腸病院へつたわって、そこからまたすぐに社へ通じたからである。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
始めて読書欲のきざした頃、東京の玄耳君げんじくんから小包で酔古堂剣掃すいこどうけんそう列仙伝れつせんでんを送ってくれた。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)