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狗児
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ちんころ
ふりがな文庫
“
狗児
(
ちんころ
)” の例文
旧字:
狗兒
同じ学校の上の級に
沼波
(
ぬなみ
)
というのがあった。僕は顔も知らないが、先方では僕と埴生との
狗児
(
ちんころ
)
のように遊んでいるのを
可笑
(
おかし
)
がって見ていたものと見える。
ヰタ・セクスアリス
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
乳も碌に飲まない中に
母犬
(
おふくろ
)
には別れ、宿なしの親なしで随分苦労もしたが、今の旦那には勿躰ないほどお世話になつて、
恰
(
とん
)
と応挙の描いた
狗児
(
ちんころ
)
のやうだと仰しやつて大変可愛がられたもんだ。
犬物語
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
外の生徒は二人が盛砂の中で
角力
(
すもう
)
を取るのを見て、まるで
狗児
(
ちんころ
)
のようだと云って冷かしていた。やあ、黒と白が
喧嘩
(
けんか
)
をしている、白、負けるななどと声を掛けて通るものもあった。
ヰタ・セクスアリス
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
狗
漢検準1級
部首:⽝
8画
児
常用漢字
小4
部首:⼉
7画
“狗”で始まる語句
狗
狗子
狗肉
狗鼠
狗賓
狗兒
狗吠
狗奴
狗骨
狗様