犬舎いぬや)” の例文
「余が自慢の犬、天下無敵の雷霆らいていづくる犬を曳いて、あの勝負庭の四隅よすみの柱を三度廻ってまいれ。そしてもとの犬舎いぬやへつないで戻ったら、余の腹立ちもゆるしてやる」
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)