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犬射
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いぬい
ふりがな文庫
“
犬射
(
いぬい
)” の例文
犬射
(
いぬい
)
ノ馬場で斬り死をとげ、じつに
凄惨
(
せいさん
)
な全滅をみてしまったが、原因は一に、味方とたのんでいた者が、俄に、裏切りに出たことにあった。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
現在はウルリーケの夫——さきには
室戸丸
(
むろとまる
)
の船長だった
八住
(
やずみ
)
衡吉
(
こうきち
)
に、以前は事務長の
犬射
(
いぬい
)
復六
(
またろく
)
となっているからだった。
潜航艇「鷹の城」
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
犬射
(
いぬい
)
ノ馬場では毎日たくさんな人だかりがしていたが、なにせい“むほん人、誰々の首”とあるさらし場なので、ひとしく哀れな、とおもっても、探題北条氏をおそれて
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大将の菊池武時、子息の三郎
頼隆
(
よりたか
)
、大円寺の阿日坊
隆寂
(
りゅうじゃく
)
などは
犬射
(
いぬい
)
ノ馬場のあたりで——。
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そして、
犬射
(
いぬい
)
ノ馬場で発狂したのは、寂阿の子三郎頼隆の妻であったのじゃな」
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
犬
常用漢字
小1
部首:⽝
4画
射
常用漢字
小6
部首:⼨
10画
“犬”で始まる語句
犬
犬神人
犬神
犬吠
犬死
犬殺
犬蓼
犬張子
犬追物
犬小屋