物資ぶっし)” の例文
終戦のときには、西口家の倉庫そうこにも、軍の物資ぶっし天井てんじょうまで積みあげてあるといううわさもあったが、ほんとうかうそかさえも分からずにすぎている。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
ところが、やみ物資ぶっしもなくなると、たちまちかねもうけのみちがとだえて、にわか大尽だいじんは、またむかしのようなまるはだかとなって、もうこっとうひんなどうものがなくなる。
太陽と星の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)