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物怖
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ものお
ふりがな文庫
“
物怖
(
ものお
)” の例文
あるかないかくらいの
物怖
(
ものお
)
じしている様子が、弟の眼の中に震えているのを姉は見入った。
童話
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
すると、ドアが細眼に開いて、そこから
物怖
(
ものお
)
じしたような二つの眼が覗いた。
深夜の客
(新字新仮名)
/
大倉燁子
(著)
不意に、素晴らしい
最高音
(
ソプラノ
)
が、叱りつけるような調子で平次の耳に響きました。顔を挙げると、少し高くなりかけた朝陽の中に立ったのは、吉五郎の娘お留の、
物怖
(
ものお
)
じしない活き活きした顔です。
銭形平次捕物控:086 縁結び
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
弁信の
物怖
(
ものお
)
じをしないのに舌を捲いたようなあんばいです。
大菩薩峠:32 弁信の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
怖
常用漢字
中学
部首:⼼
8画
“物”で始まる語句
物
物凄
物語
物憂
物識
物怪
物騒
物置
物音
物思