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物嗤
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ものわら
ふりがな文庫
“
物嗤
(
ものわら
)” の例文
「心得ちがいをしてはならぬ。父を捨てて逃げても、所詮は、牧を討てばよい。二人が犬死をしては、それこそ、世の中の
物嗤
(
ものわら
)
いだぞよ」
南国太平記
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
村での
物嗤
(
ものわら
)
いの道楽者松屋松吉が、北鳴四郎の取巻きとなって、どこから金を手に入れたか、おんぼろの衣裳を
何処
(
どこ
)
かへやり
雷
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
義経の妻として世の
物嗤
(
ものわら
)
いとなるまいとする懸命だけであった。
日本名婦伝:静御前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今に、プロの世の中になつたら、僕の父の奮闘と、僕の胎内からの奮闘とは、
物嗤
(
ものわら
)
ひ話になるだらう。
貧乏一期、二期、三期:わが落魄の記
(新字旧仮名)
/
直木三十五
(著)
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
嗤
漢検1級
部首:⼝
13画
“物”で始まる語句
物
物凄
物語
物憂
物識
物怪
物騒
物置
物音
物思