“牢鞘”の読み方と例文
読み方割合
ろうざや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寝ているところを揺り起されて、牢鞘ろうざやの外へ引っぱり出された唖男は、きょとんとした顔で
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自嘲の歯をいて、からからと、独りで肩をゆすぶっていると、牢鞘ろうざやの外で
雲霧閻魔帳 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なぜ獄則どおりにせんか。割竹をもって牢鞘ろうざやをぶッ叩け」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)