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牟礼
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むれ
ふりがな文庫
“
牟礼
(
むれ
)” の例文
この事態にたいしては、
花隈
(
はなくま
)
の熊も、生田の万も、また
柴田
(
しばた
)
、
牟礼
(
むれ
)
、浮田などの
輩
(
やから
)
も、もはや仲間喧嘩はしていられなくなった。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
昔は馬場だったそうであるが、その草原の向うに矢竹倉と並んで、
牟礼
(
むれ
)
という珍しい姓の、重臣の大きな屋敷があった。
契りきぬ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「まア、御疲れだせうに、
緩
(
ゆつ
)
くり横にでも成つて休まつしやれ。
牟礼
(
むれ
)
には三里には遠いだすから」
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
漸く長かった戦いの一日が暮れて、平家の船は沖に、源氏は、
牟礼
(
むれ
)
、高松の野山に陣を敷いた。
現代語訳 平家物語:11 第十一巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
そのまま焚火にあたためて、介三郎がまず茶碗にひとつうけ、浪人の
牟礼
(
むれ
)
、浮田やそのほかの者へもまわした。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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些
(
いさゝか
)
の清い空気をだに得ることの出来なかつた自分は、長野の先の
牟礼
(
むれ
)
の停車場で下りた時、その下を流るゝ鳥居川の清渓と
四辺
(
あたり
)
を囲む青山の姿とに、既に
一方
(
ひとかた
)
ならず心を奪はれて
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
「おううい。……
牟礼
(
むれ
)
どの、
浮田
(
うきた
)
どの、ご両所か、そこにおるのは」
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
牟
漢検準1級
部首:⽜
6画
礼
常用漢字
小3
部首:⽰
5画
“牟礼”で始まる語句
牟礼大八
牟礼主水正
牟礼主水
牟礼野田猟