トップ
>
爽々
>
せいせい
ふりがな文庫
“
爽々
(
せいせい
)” の例文
「ええ。私もそんな気がするんです、胸のうちの悲しみや恨みやため息や、そんなもの思うさま吹き散らしてしもうたら、さぞ
爽々
(
せいせい
)
するでしょうと思って」
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それでも入らぬよりましと笑って、
我慢
(
がまん
)
して入った。夏になってから外で立てた。
井
(
いど
)
も近くなったので、水は日毎に新にした。
青天井
(
あおてんじょう
)
の下の風呂は全く
爽々
(
せいせい
)
して好い。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
帰ると
溜息
(
ためいき
)
ついて曰く、全く田舎が
好
(
え
)
えナ、浅草なンか裏が狭くて、
雪隠
(
せっちん
)
に往っても
鼻
(
はな
)
ア
突
(
つっ
)
つく、田舎に
帰
(
けえ
)
ると
爽々
(
せいせい
)
するだ、親類のやつが百姓は
一日
(
いちにち
)
にいくら
儲
(
もう
)
かるってきくから
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
『これで、
爽々
(
せいせい
)
しましたよ!』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ああ、
爽々
(
せいせい
)
した……」
野槌の百
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
爽
常用漢字
中学
部首:⽘
11画
々
3画
“爽々”で始まる語句
爽々颯々