のし)” の例文
岩磐は裸足で歩けない程熱いから、そこを付け込んで、汗に汚れた物を皆洗って岩の上に拡げて置く。あくる朝になって見ると果してのしをかけたように乾いていた。実に贅沢な野営であった。
黒部川を遡る (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)