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熒惑星
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けいわくせい
ふりがな文庫
“
熒惑星
(
けいわくせい
)” の例文
が、
熒惑星
(
けいわくせい
)
という奴は、例外です。常軌を行かず、申しわけに、太陽のまわりに、隠現明滅しているにすぎない。世間、人界の仕組みも、まったくその通りなのです。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
水色
(
みずいろ
)
にすみわたった五
更
(
こう
)
の空——そこに黒くまう一
葉
(
よう
)
のかげもなく、ただ一
閃
(
せん
)
、ピカッと
熒惑星
(
けいわくせい
)
のそばの
星
(
ほし
)
が、あおい
弧線
(
こせん
)
をえがいて
巽
(
たつみ
)
から
源次郎岳
(
げんじろうだけ
)
の
肩
(
かた
)
へながれた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
百八の悪星とは、つまり
熒惑星
(
けいわくせい
)
のことです。この宇宙幾万年、太陽の
周
(
まわ
)
りには、億兆の星が、行儀よくめぐっていて、かりそめにもその法則をみだすことはありません。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
百八の
熒惑星
(
けいわくせい
)
が、封を破って地上に宿命し、やがてその一星一星が人間と
化
(
け
)
して、かの
梁山泊
(
りょうざんぱく
)
を形成し、ついに宋朝の天下を危うくするという大陸的構想の中国
水滸伝
(
すいこでん
)
は、以上の話を発端として
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
熒
部首:⽕
14画
惑
常用漢字
中学
部首:⼼
12画
星
常用漢字
小2
部首:⽇
9画
“熒惑”で始まる語句
熒惑