煩悩まよい)” の例文
旧字:煩惱
これをとなえただけでも無明の煩悩まよいをとり除いて、さとりを開くことができるのです。「即身そくしん法如ほうにょを証す」
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
「衆生のやまいは、煩悩まよいより生じ、菩薩のやまいは、大悲よりおこる」と『維摩経ゆいまぎょう』に書いてありますが、そうした「大悲の疾い」をもっているのが、とりも直さず菩薩です。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
かくて、永い年月を経た後、皆から愚者と冷笑された周利槃特は、ついに自分おのれの心の垢、こころの塵を除くことができました。煩悩まよい塵埃けがれを、スッカリ掃除することができました。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)