“煎餠蒲団”の読み方と例文
新字:煎餅蒲団
読み方割合
せんべいぶとん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あさっては正月というに天井のすすも払わず、鬚もそらず、煎餠蒲団せんべいぶとんは敷きっ放し、来るなら来い、などあわれな言葉を譫語うわごとごとく力無くつぶやき、またしても、えへへ、と笑うのである。
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)