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焦點
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せうてん
ふりがな文庫
“
焦點
(
せうてん
)” の例文
新字:
焦点
五
段
(
だん
)
伸の三
脚
(
きやく
)
の上に
立
(
た
)
てゝ
黒布
(
くろぬの
)
をかぶりながら
焦點
(
せうてん
)
を
合
(
あは
)
せる時の
私
(
わたし
)
の
滿
(
まん
)
足と
嬉
(
うれ
)
しさ、とまた
誇
(
ほこ
)
らしさとはいひやうもなかつた。
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
お袖の濃艶な美しさと、その淺ましく取亂した姿が、たぎり返る釜の中に、紅の花を一輪投り込んだやうに、物見高い江戸中の噂の
焦點
(
せうてん
)
になつたことは言ふ迄もありません。
銭形平次捕物控:156 八千両異変
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
光線の強い
焦點
(
せうてん
)
はピストルの
裝彈篋
(
さうだんきやう
)
を熱した。そして、自働的に彈丸は發射された。紳士は實に微妙な偶然と偶然の
吻合
(
ふんがふ
)
の中で、實に不幸な死を遂げたのであつた。
探偵小説の魅力
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
その光線の落ちた
處
(
ところ
)
には、水を盛つた硝子器があつた。そしてその水面に落ちた光線の反射はちようどピストルの載せてあつた小卓の上に強い
焦點
(
せうてん
)
を
印
(
いん
)
してゐた。事件は解決されたのである。
探偵小説の魅力
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
焦
常用漢字
中学
部首:⽕
12画
點
部首:⿊
17画
“焦點”で始まる語句
焦點距離