“無飾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むしよく66.7%
むしょく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに據つた無飾むしよくの本能を人間が獨りおほびらに押し通すところに、眞の努力、勇氣、奮鬪、誠實、戀と生命とがあるのだと思ふ。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
初めとして、全く消極的なもので、矢ツ張り、人の無飾むしよく活動を殺す形式の範圍になる。僕等は神經を鋭敏にと働かすべきで、それを離れて現象も、實體も、活動も、自我もないとするのだ。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
「いや、天性無飾むしょくというものだ。赤裸、あのまんまな人ですよ。私は好きだな」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)