焚籠たきこ)” の例文
熊も熊、荒熊の如き武者修業の背後から、何の躊躇ちゅうちょもなく鎌の刃を引掛けたが、尊き女﨟じょろうの切下げ髪、紫の打紐うちひもにキリキリと巻いたるにさえ、焚籠たきこめてある蘭麝待らんじゃたいの名香。
怪異黒姫おろし (新字新仮名) / 江見水蔭(著)