点灯とも)” の例文
旧字:點燈
色の黒い小女こおんなが、やがてうるし禿げたやうななりで、金盥かなだらいを附けたらうと思ふ、おおき十能じゅうのうに、焚落たきおとしを、ぐわん、とつたのと、片手にすすけた行燈あんどう点灯ともしたのを提げて
貴婦人 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)