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灯籠
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どうろう
ふりがな文庫
“
灯籠
(
どうろう
)” の例文
旧字:
燈籠
その伯父さんは章坊が学校から帰ったらもう来ていたというのである。自分は藤さんの身辺の事情が、いろいろに廻り
灯籠
(
どうろう
)
の影のように想像の中を廻る。
千鳥
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
下女は何とも云わずに
御辞儀
(
おじぎ
)
をして立って行く。
白足袋
(
しろたび
)
の裏だけが目立ってよごれて見える。道也先生の頭の上には丸く鉄を
鋳抜
(
いぬ
)
いた、かな
灯籠
(
どうろう
)
がぶら下がっている。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
灯を入れた雪見
灯籠
(
どうろう
)
のあたり、雪を頂いた松の緑が淀んで、池の水の一角が、柔かい雪景色に切り込む
刃金
(
はがね
)
のように、キラリと光る物凄い効果だったのかもわかりません。
猟色の果
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
瓔珞
(
ようらく
)
を垂らした
切子
(
きりこ
)
形の、ギヤマン細工の釣り
灯籠
(
どうろう
)
が、一基天井から釣り下げられていたが、それの光に照らされながら、いろいろの器具、さまざまの織物、多種多様の道具類
十二神貝十郎手柄話
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“灯籠”の意味
《名詞》
灯籠(とうろう)
木や竹などでできた枠に紙や紗などを張り、そのなかに灯火を入れた照明器具。
庭などに置く石でできた灯籠(石灯籠)のこと。
(出典:Wiktionary)
“灯籠”の解説
灯籠(とうろう)は、東アジアの伝統的な照明器具の一種であり、日本・中国・朝鮮半島・ベトナムなどの国々に広く分布している。
(出典:Wikipedia)
灯
常用漢字
小4
部首:⽕
6画
籠
常用漢字
中学
部首:⽵
22画
“灯籠”で始まる語句
灯籠堂
灯籠屋