火防ひよ)” の例文
土蔵や火防ひよけ壁などが無かったせいか、家という家がきれいに焼け失せて、焚きおとしのようになった柱や綿屑わたくずやぼろが僅かにちらばっているだけであった。
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)