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火点
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ひとも
ふりがな文庫
“
火点
(
ひとも
)” の例文
岸本はこの珍客が
火点
(
ひとも
)
し
頃
(
ごろ
)
を選んでこっそりと
訪
(
たず
)
ねて来た意味を
直
(
す
)
ぐに読んだ。
傷
(
いた
)
ましい
旅窶
(
たびやつ
)
れのしたその様子で。手にした風呂敷包と古びた帽子とで。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
風邪をひいて寝ていた私は、
火点
(
ひとも
)
し頃になってようやく目をさました。周囲を見廻すと人がいないし、外に出て見ても変に往来は人通りがなく、何処の家も大変静粛であった。
ある遊郭での出来事:公娼存廃論者への参考資料としての実例
(新字新仮名)
/
若杉鳥子
(著)
わたしには一寸努力の要することだつた。……汽車の発着のない
火点
(
ひとも
)
し
頃
(
ごろ
)
の構内で、ガランとした
三和土
(
たゝき
)
の上に立つて、何かこれでもう考へ落した事はなかつたかと思つて見た。
愚かな父
(新字旧仮名)
/
犬養健
(著)
火点
(
ひとも
)
しごろ過ぎて
上田
(
うえだ
)
に着き、上村に宿る。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“火点”の意味
《名詞》
自動火器を備えているそれぞれの陣地。
(出典:Wiktionary)
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
点
常用漢字
小2
部首:⽕
9画
“火点”で始まる語句
火点頃