“火処”の読み方と例文
読み方割合
ひどころ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
是は畢竟ひっきょうホドの原意が一般にもうおぼろになってしまって、火処ひどころだということを知らなかったためかと思う。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
家に火処ひどころがたった一つであった時代には、是は決して容易のわざでなかった。それ故に火の取持ちが優遇を意味し、一方には又次第に私たちの謂う火の分裂を引き起こしたのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)