トップ
>
火事装束
>
かじしょうぞく
ふりがな文庫
“
火事装束
(
かじしょうぞく
)” の例文
『小袖ではないぞ、
火事装束
(
かじしょうぞく
)
だぞ。——期を逸しては、赤穂浪人共が存分に土足の痕をのこして逃げ去ろうぞ。早くせいっ』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
折から、裏門のくぐりを開けて、「どうも、わりいものが降りやした。」と鳶の頭清五郎がさしこの
頭巾
(
ずきん
)
、
半纒
(
はんてん
)
、
手甲
(
てっこう
)
がけの
火事装束
(
かじしょうぞく
)
で、町内を廻る第一番の雪見舞いにとやって来た。
狐
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
あわやと思って自分は起き出し、まず窓から見ると、
会津家
(
あいづけ
)
参内
(
さんだい
)
の様子である。そのうち自分は町の空に出て見て、
火事装束
(
かじしょうぞく
)
の着込みに
蓑笠
(
みのかさ
)
まで用意した一隊が自分の眼前を通り過ぐるのを目撃した。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
装
常用漢字
小6
部首:⾐
12画
束
常用漢字
小4
部首:⽊
7画
“火事”で始まる語句
火事
火事場
火事泥的
火事早
火事泥
火事騷
火事具足
火事日和
火事見物
火事頭巾