灌本かんぼく)” の例文
せわしない騒音が渦をまいている町中とは違い、ここは師走しわすとも見えないのどけさで、カサリ……と真ッ黄色な枯れ葉が灌本かんぼくの枝をすべる音も、時々
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)