“滋野”の読み方と例文
読み方割合
しげの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平原ひらはら小原こはら、山浦、大久保、西原、滋野しげの、その他小諸附近に散在する村落から、一里も二里もあるところを歩いて通って来る。こういう学生は多く農家の青年だ。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
旗上げは諏訪すわの入道昭雲が主となって、高時のわすれがたみ北条時行(亀寿丸)をいただき、滋野しげの保科ほしな、四ノ宮などの北条遺臣の族党をかたらってったものとわかってきた。
東京の音楽学校を卒業した音楽家で併せて近年欧洲の飛行機界に名を知られた飛行機家である「男爵ヷロンシゲノ」が、その創意に成つた滋野しげの式飛行機若鳥わかとり号を携へ遠からず巴里パリイを立つて日本へ帰るはずだ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)