源頼政みなもとのよりまさ)” の例文
すると、すぐ後ろの、源頼政みなもとのよりまさのある中山堂の丘に、白い尾花おばなを折り敷いて、にこにこ笑っている稚子髷ちごまげの顔が、ちらと見えた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あれかこれかとかんがえてみますと、さしあたり源頼政みなもとのよりまさほかに、この大役たいやくをしおおせるものがございません。そこで相談そうだんがきまって、頼政よりまさびだされることになりました。
(新字新仮名) / 楠山正雄(著)