温徳殿うんとくでん)” の例文
幼帝が温徳殿うんとくでんに出御なされると、にわかに、狂風がふいて、たけ二丈余の青蛇が、はりから帝の椅子のそばに落ちてきた。帝はきゃっと、床にたおれて気を失われてしまった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ここらが、温徳殿うんとくでんの址ではないか。この辺りか、商金門の蹟……」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)