添刪てんさく)” の例文
しかして後添刪てんさく推敲すいこうしてまづ短篇小説十篇長篇小説二篇ほどは小手調こてしらべ筆ならしと思ひて公にするなかれ。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
余は一番町いちばんちょうなる父の家より一週に一、二度は欠かさず草稿を携へて通ふ中やや読むに足るべきもの二、三篇先生の添刪てんさくを経たる後博文館または春陽堂の編輯局に送られき。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)