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淫欲
ふりがな文庫
“淫欲”の読み方と例文
読み方
割合
いんよく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いんよく
(逆引き)
それらはこの世の意地わるを知らず、皮肉を知らず、
淫欲
(
いんよく
)
の
妄想
(
もうぞう
)
に苦しめられる不眠の夜な夜なを知らぬ者のごとき顔である。単純な信仰者にのみ見られる平和の顔である。
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死――
(新字新仮名)
/
長与善郎
(著)
外側は世をすてた形だが内は
貪欲
(
どんよく
)
と
淫欲
(
いんよく
)
に満つるもののあることは、周知の事実です。
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
しかし彼の心臓が死んでいて、愛を持たなかったために、彼は肉の冒険にはまり込んで、
淫欲
(
いんよく
)
と焼きつくような罪過との底深く降りて行った。と同時に、言いようもなく悩んだのであった。
トニオ・クレエゲル
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
淫欲(いんよく)の例文をもっと
(5作品)
見る
“淫欲”の意味
《名詞》
淫欲(いんよく)
性欲、情欲、色欲。
(出典:Wiktionary)
淫
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
欲
常用漢字
小6
部首:⽋
11画
“淫”で始まる語句
淫
淫蕩
淫奔
淫売
淫猥
淫婦
淫靡
淫売婦
淫祠
淫逸
“淫欲”のふりがなが多い著者
長与善郎
徳富蘇峰
矢内原忠雄
パウル・トーマス・マン
牧逸馬