“いんよく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
淫慾50.0%
淫欲50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
淫慾いんよくの肌うつくしく
緑の種子 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
淫慾いんよく即是道
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし彼の心臓が死んでいて、愛を持たなかったために、彼は肉の冒険にはまり込んで、淫欲いんよくと焼きつくような罪過との底深く降りて行った。と同時に、言いようもなく悩んだのであった。
己れ飽かんがためには他のを割いて食わざるべからず。己れ淫欲いんよくを逞しゅうせんがためには他の子女もしくは妻をも豪奪せざるべからず。己れが奇怒きどに触るれば他を斬殺ざんさつせざるべからず。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)