消息おとづれ)” の例文
また汝わが消息おとづれをもたらすをえんため、我はベルトラム・ダル・ボルニオとて若き王に惡を勸めし者なるをしるべし 一三三—一三五
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
さては五二消息おとづれをすべきたづきもなし。家も兵火ひやうくわにや亡びなん。妻も世に生きてあらじ。
我等の中に汝嘗て見しによりてその消息おとづれを世に傳ふるをうる者あるか、あゝ何すれぞ過行くや、汝何すれぞ止まらざるや 四九—五一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
一〇五銀河ぎんが秋を告ぐれども君は帰り給はず。冬を待ち、春を迎へても消息おとづれなし。
汝若しヴァル・ディ・マーグラとそのあたりの地のまことの消息おとづれをしらば請ふ我に告げよ、我は昔かしこにて大いなる者なりき —一一七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
我曰ふ、恩に背きし曲者奴くせものめ、いまは汝に聞くの用なし、我汝のまこと消息おとづれを携へゆきこれを汝の恥となさん 一〇九—一一一
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
我彼に、わが汝の消息おとづれうへに齎らすをねがはゞ、見しことを痛みとするは誰なりや我に示しかつ告げよ 九一—九三
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
これらの光の歌もその一なりき、かしこに飛登るべき羽を備へざる者は、かなたの消息おとづれおふしに求めよ 七三—七五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
われらの中の最美物いとうつくしきものなる第五の光は、下界こぞりてその消息おとづれうゝるほどなる戀より吹出づ 一〇九—一一一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)