海象ウオルラス)” の例文
トマスは熱心な聴き手となって、作中のビリー・ボーンズの衣類箱が探される時にはその中にある種々の品物を挙げ、またフリントの船の名を「海象ウオルラス号」とつけたのも彼であった。
宝島:01 序 (新字新仮名) / 佐々木直次郎(著)
あの連中は一週間近くも陸にいたし、俺らは海象ウオルラス号に乗って岸に寄ったり離れたりしてたんだ。或る日のこと、合図があって、フリントが一人で小さなボートに乗ってけえって来た。
金貨で今にも沈みそうになった、フリントの船の海象ウオルラス号だってそうだったよ。