浮瀬うかぶせ)” の例文
いっそ女給さんになったような心持で……お客様とどこかへ遊びに行ったような心持におなんなすったら。ねえ、奥さん。身を捨ててこそ浮瀬うかぶせですからね。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
わたしはその時新曲の執筆に際して竹婦人ちくふじん玉菊たまぎく追善ついぜん水調子みずぢょうし「ちぎれちぎれの雲見れば」あるいはまた蘭洲らんしゅう追善浮瀬うかぶせの「傘持つほどはなけれども三ツ四ツるる」というような凄艶せいえんなる章句に富んだものを
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)