浪牢ろうろう)” の例文
朝来ちょうらいひるを過ぎても、諸方から麾下きかに集まって来る兵は相当あったが、いずれも近畿の小武門や浪牢ろうろうの徒で、いわば、名もなきやからが出世のいとぐちを求めて来るに過ぎなかった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)