“朝来”のいろいろな読み方と例文
旧字:朝來
読み方割合
ちょうらい66.7%
あっそ22.2%
あさき11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが朝来ちょうらいの天候は不穏ふおんをつげ、黒雲が矢のようにとび、旋風せんぷうが林をたわめてものすごいうなりを伝える。と見るまに大粒おおつぶの雨が落ちてきた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
西牟婁郡朝来あっそ村は、従来由緒もっとも古き立派な社三つありしを、例の五千円の基本金に恐れてことごとく伐林し、只今路傍にいこうべき樹林皆無となれり。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
但馬たじまの国朝来あさき郡の生れで、始めは同国健屋たてのやの与光寺の学頭であったが、後に高野山へ登って学侶の華王院に住した。
覚海上人天狗になる事 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)