“浣腸”の読み方と例文
読み方割合
かんちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
繃帯ほうたいを取替へるとか、背をさするとか、足を按摩あんまするとか、着物や蒲団の工合を善く直してやるとか、そのほか浣腸かんちょう沐浴もくよくは言ふまでもなく
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
なるべく病人を楽にするという主意からまた浣腸かんちょうを試みるところであった。看護婦は昨夜ゆうべの疲れを休めるために別室で寝ていた。慣れない兄はってまごまごしていた。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「重態ですな。注射と滋養浣腸かんちょうをやってみましょう。明日の朝までに勝負がつくでしょうな」
四次元漂流 (新字新仮名) / 海野十三(著)