“流燈会”の読み方と例文
読み方割合
りうとうゑ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七月×日、予は子爵と明子と共に、今夕馬車を駆つて、隅田川の流燈会りうとうゑを見物せり。馬車の窓より洩るる燈光に、明子の明眸めいぼうの更に美しかりしは、ほとんど予をしてかたはらに子爵あるを忘れしめぬ。
開化の殺人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)