“津田(つだ)” の例文
或る日驪山荘(りざんそう)の秦(はた)さんのところで、秋田のきりたんぽだの雪菜(ゆきな)だのというものを、津田(つだ)さんと二人で御馳走(ごちそう)になったことがあった。
南画を描く話 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
最後に夏目漱石(なつめそうせき)先生の南山松竹(なんざんしようちく)を見て、同じく又敬意を表した。先生は生前、「己(おれ)は画でも津田(つだ)に頭を下げさせるやうなものを描(か)いてやる」と力(りき)んでゐられたさうである。
俳画展覧会を観て (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
医者は探(さぐ)りを入れた後(あと)で、手術台の上から津田(つだ)を下(おろ)した。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)