“洋襟”の読み方と例文
読み方割合
カラア100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私と彼女は、理髪師のようなつめたいにおいを発散させながら礼装の肩を較(くら)べた。私には固い洋襟(カラア)が寒かった。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
すると突然私の鼻さきに菫(すみれ)の花が咲いた。それは安価香水のにおいと田園の露を散らして私の洋襟(カラア)を濡らした。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
サクセフォンは呻吟し、酒樽型の太鼓は転がるように轟(とどろ)き、それにフィドルが縋(すが)り、金属性の合の手が絡み——ピアニストは疾(と)うに洋襟(カラア)を外して空(クウ)へ抛(なげう)っていた。
踊る地平線:11 白い謝肉祭 (新字新仮名) / 谷譲次(著)