“沈剛”の読み方と例文
読み方割合
ちんごう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
部将を堂前によび集め、彼は、さいを持って、床几しょうぎにかかった。戦闘配置の命を降してゆく。——沈剛ちんごうな采配ぶり、さすがにまだ老いずの風はある。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
戦陣の風雲が人をみがくことはひどいものである。一眼のない容貌まで、どこか沈剛ちんごうな風格のひとつになっている。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)